ペラペラヨメナ

数年前に鎌倉や奥多摩でヒメジョオンに似た草丈の低い小さな花が群生しているのを見た。白花の中に薄紅色の花が混じっている。それが非常に印象深く「何という花だろう?」と思っていた。その花が近所に咲いていた。調べてみると「ペラペラヨメナ」という名前だった。「ぺらぺら嫁菜」とはいかにも軽々しく見た目と随分違った名前だと思った。
この花は初め園芸用に入ってきたものが野生化して1949年に京都、1952年に金沢で確認された。京都では「葉が薄くてペラペラしており嫁菜に似ている」ので「ペラペラヨメナ」と名がついた。金沢では「ペラペラヒメジョオン:ぺらぺら姫女苑」の名がついた。花の名前は最初に付けられたものに優先権があるために「ペラペラヨメナ」に決まった。別名として「ゲンペイコギク:源平小菊」(花色を源氏の白旗と平家の赤旗に見立てた)、「ムキュウギク:無休菊」(花期が5月から11月と長いため)、メキシコヒナギク(めきしこ雛菊)、学名のエリゲロン(Erigeron)などで呼ばれる。
中央アメリカ原産でアフリカやヨーロッパ、アジアに分布する多年草である。日本では本州の関東以南、四国、九州に帰化植物として分布する。草丈は10~40cmほど、花径1.5~2㎝くらいで花びらの色は白色から薄紅色に変化する。菊の種類は似たものが多く見分けがなかなか難しい。だが「ペラペラヨメナ」は見分けが簡単である。草丈が20~40cmほどで人の足首からすね程度と低く、白色の花に薄紅色の花が混じる。これだけで見分けられる。

ペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)

ペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)

ペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)

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