玄倉~西丹沢県民の森~玄倉川橋~大仏大橋~丹沢湖バス停のGPS軌跡

3年前の2017年(平成29年)11月19日は日曜日だった。その頃はユーシンへも歩行可能であった。(現在、玄倉林道は斜面崩壊のため通行止めでユーシンブルーも見ることはできない)。そのため当日は紅葉とユーシンブルーを見る登山者で丹沢湖周辺は大変な混雑だったそうだ。今日、紅葉シーズンではあるが、コロナ禍のためか玄倉バス停を降りたのは我々のグループを含め10名足らずであった。3年前のこの日に山友達のTさんが丹沢湖周辺で行方不明になった。今日はTさんを偲んでの慰霊(生死は不明だが)のウォーキングなのである。

玄倉バス停付近より丹沢湖の紅葉風景

いつもながら玄倉バス停付近から見る丹沢湖は絵になる風景だ。湖岸沿いに植えられたカエデが色づき、静かな湖面の向こうに太郎小屋山(843m)がどっしりとした姿で聳えている。湖岸沿いを北に、玄倉川橋、玄倉第一発電所、川砂採取場を見ながら歩く。川砂採取場のダンプカーが時折走り抜ける。2㎞ほど歩くと左手に西丹沢県民の森への道が分岐する。西丹沢県民の森への仲ノ沢林道は車両通行止めで道路にチェーンが張られていた。この分岐付近がいわゆる小川谷出合で小川谷と玄倉川が合流するところだ。車止めのチェーンをまたぎ小川谷に架かる立場大橋を渡る。

中ノ沢林道(西丹沢県民の森方面)の頭上に覆いかぶさる紅葉風景

仲ノ沢林道には落石も見られるがよく整備されている。10mほど頭上には覆いかぶさるような紅葉が輝くように色づいている。それを見上げて歓声があがる。

中ノ沢林道(西丹沢県民の森方面)のクサギ(ズームで撮影)

西丹沢県民の森付近のツルウメモドキ(ズームで撮影)

立場大橋から西丹沢県民の森までの仲ノ沢林道は2.5㎞ほどある。右側に小川谷が流れているのだが深い谷で見えない。周辺の景色や紅葉を見ながら坦々とした林道を歩く。やがて穴ノ平橋が出てきて右にカーブした行き止まりが西丹沢県民の森入り口である。近くにはトイレも設置されている。ここからは石棚山や欅平への登山道となる。

玄倉川の白い川砂に不思議な模様を描く川の流れ

西丹沢県民の森入り口付近で小休止してから同じ道を戻る。途中で見る玄倉川の川砂が幾何学的な模様を描いている。まるで京都の禅寺の庭を思わせるような風景だ。

玄倉川橋正面の右側の斜面崩壊地

玄倉川橋を渡る。橋の正面右側の斜面が崩れて補修工事中であった。左側の玄倉中川林道には支障はない。

対岸の林道から見た玄倉

玄倉川橋から中川大橋までを玄倉中川林道という。玄倉川橋から途中の大仏大橋までは3㎞ほどの距離がある。その中ほどに10台ほどが止められる駐車場がある。3年前、そこに行方不明になったTさんの車が止めてあった。その後、駐車場の外れの木に「情報求む!」のポスターが付けられていたのだが今は無い。斜面の切り株の脇に花束を置く人、ワンカップを置く人。それぞれにTさんへの思いはある。

落ち葉が絨毯のように敷き詰められたカエデの木

2羽のキジが降りてきて道路を歩き始めた。人なれしているのか逃げない。

キジ(キジ科)は日本の国鳥である。オスは全長80㎝、メスは60㎝。各地の山地、草原、農耕地、雑木林などに生息する留鳥である。
オスは翼と尾羽を除く体色が全体的に美しい緑色をしており、頭部の羽毛は青緑色で、目の周りに赤い肉垂がある。メスは全体的に茶褐色である。地上を歩き主に草の種子、芽、葉などの植物性のものや昆虫なども食べる。

千代ノ沢駐車場の少し手前にベンチが幾つかあり昼の休憩となる。それぞれがつまみを持ち寄って軽い飲み会となってしまった。湖畔のため景色はいいのだが、時折強い風が吹いて物が飛ばされる。そのたびに大慌てで回収する。

浅瀬バス停手前より永歳橋と太郎小屋山を見る

丹沢湖バス停に到着して数分もしないうちにタイミングよく新松田行のバスがやってきた。先程の酒が効いたのかバスの中で少し寝てしまった。新松田駅に到着したのが4時少し前であった。4時から開店の近くの飲み屋に入り改めてビールを酌み交わした。
コースタイム:歩行4時間10分 距離13.8㎞ 累積の登り下り±820m
小田急線新松田駅(バス)8:25発~玄倉バス停9:20→9:59小川谷出合(立場大橋)→11:06西丹沢県民の森11:20→12:37玄倉川橋→13:05丹沢湖北岸駐車場13:15→13:20湖岸のベンチ(休憩1時間10分)14:30→14:41大仏大橋→15:03丹沢湖バス停(バス)~新松田駅

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