2021年(R3)11月20日(土)8名

山友達の慰霊のため玄倉から小割沢橋まで歩く。

玄倉バス停~小割沢橋のGPS軌跡

玄倉バス停⇔小割沢橋のGPS軌跡

山友達のTさんは4年前の2017(平成29)年11月19日(日)の朝6時ごろ家族に「丹沢に行く」と言って車で出かけた。しかし夜になっても戻らないので家族が警察に通報し捜索が始まる。翌日11月20日に丹沢湖北岸駐車場からTさんの車が警察によって発見される。その後、数日間から数か月にわたる警察や所属山岳会・所属山歩き会の捜索にもかかわらず発見できず。
それから3年3か月後の2021(令和3)年2月25日に沢登りの登山者によって小割沢左俣上部でTさんの遺留品が発見された。(小割沢橋から西《地図上で左⦆に直線距離で約460mの地点《赤マーク》)
今日は所属山岳会とは別の山歩き会の会長でもあったTさんの慰霊の集いなのである。私も以前その山歩き会に所属していたのでお誘いをいただいた。遺留品発見場所は大杉山の北東支尾根末端より急斜面を数十メートル下った谷である。登攀用具やザイルワークも必要なため行くことは困難である。そこで誰でも行ける沢の下流地点での慰霊なのである。
小割沢橋は立場大橋から中ノ沢林道を入り約650mほどの地点にある。橋のようには見えないが道の両側にガードレールが設置されていて「小割沢橋」の表示板が付けられている。道路から見る小割沢はやや急な滑滝のようで一筋の小さな流れである。沢や周辺を観察して花や酒をささげ、一人ひとり線香をあげる。40分ほどの滞在でもとの道を戻る。

新松田駅からは富士山がよく見える

新松田駅からは富士山がよく見える

玄倉バス停付近より丹沢湖

玄倉バス停付近より丹沢湖

玄倉林道からの石棚山(中央奥、1351m)

玄倉林道からの石棚山(中央奥、1351m)

玄倉川沿いの紅葉

玄倉川沿いの紅葉

小川谷出会いの立場大橋

小川谷出会いの立場大橋

小割沢にかかる小割沢橋

小割沢にかかる小割沢橋

小割沢橋からの小割沢は一筋の滝のような小さな流れ

小割沢橋からの小割沢は一筋の滝のような小さな流れ

立場大橋から見る玄倉川の下流側

立場大橋から見る玄倉川の下流側

巨石がゴロゴロ、立場大橋から見る玄倉川の上流側(この上部に小川谷出合がある)

巨石がゴロゴロ、立場大橋から見る玄倉川の上流側(この上部に小川谷出合がある)

帰り道に見る玄倉川の紅葉

帰り道に見る玄倉川の紅葉

コースタイム 歩行2時間 距離7.5㎞
新松田駅北口(バス)9:35~11:16(渋滞で約1時間遅れ)玄倉→12:16小割沢橋(慰霊)12:56→13:56(休憩)玄倉(バス)15:10~新松田駅

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